焙茶工房しゃおしゃん

焙茶工房しゃおしゃん 自家焙煎茶(和紅茶、緑茶、プーアルなど)の製造販売 茶会の開催

16/05/2026

【今年もお茶摘みを行います!】
いつもしゃおしゃんのお茶摘みにご協力いただき、誠にありがとうございます。
今年は、5月22日(金)と23日(土)に行う予定です。

お茶摘みにご協力くださる方は、ご連絡くださいませ。

ただひたすら摘んでいただく企画ですが、ご参加の方の中には、無心に摘むことが楽しいとおっしゃってくださる方も意外と多くいらっしゃいます。

摘んでいただいたお茶は、蒸し製緑茶に加工して、しゃおしゃんが販売させていただきます。

ご参加の方には、出来上がったお茶を、本当に少しばかりですが、味見用として一人15gずつ差し上げます。

こちらでのご案内が遅くなりました。ご参加希望の方は、DMにて5月18日(月)までにお申込みください。詳しいことをご連絡します。なお、土曜日は、盛岡からコミューター等の手配も予定しています。お席の残りがわずかですので、ご希望の方はお問い合わせくださいませ。

摘んで下さる方々のおかげで、美味しいお茶が生まれます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

5月8日は、焙茶工房しゃおしゃんのはじまりの日。今日で23年となりました。ここからの1年は、思い描くお茶の仕事に近づくため、そしてより多くの方にお茶を召し上がっていただけるように、ギアを上げて進んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願いい...
08/05/2026

5月8日は、焙茶工房しゃおしゃんのはじまりの日。今日で23年となりました。ここからの1年は、思い描くお茶の仕事に近づくため、そしてより多くの方にお茶を召し上がっていただけるように、ギアを上げて進んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

3年前に出版したお茶の本から、この言葉を引用します。

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喉の渇きを癒すだけでなく。
お菓子や食事のお供となるだけでなく。
人と人のコミュニケーションの潤滑油になるだけでなく。

心身を解放するお茶。
命ある喜びを奥底から湧き上がらせるお茶。
厳然と、私は他の誰でもない私を生きているのだと思わせるお茶。

元来お茶には、その力がある。人がそのような条件を整えることができるなら、その力はすぐそばにある。

前田千香子「The cup of...響き合うお茶と私とあなたのいのち」2023年

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(写真 イトウタカムネさん)

奈良1日目は、山添村のみとちゃ農園さんをお訪ねしました。奈良市内でレンタカーを借りて、少し走るとヘアピンカーブの峠越え。カーブ続きの山道を進み、無事にたどり着きました。私もお客様も、みとちゃ農園さんのお茶が大好きです。その作り手の栢下さんご...
21/04/2026

奈良1日目は、山添村のみとちゃ農園さんをお訪ねしました。
奈良市内でレンタカーを借りて、少し走るとヘアピンカーブの峠越え。カーブ続きの山道を進み、無事にたどり着きました。
私もお客様も、みとちゃ農園さんのお茶が大好きです。その作り手の栢下さんご夫妻に初めてお会いし、とても嬉しかったです。
まず、軽トラに乗せていただき、茶畑を見せていただきました。ご近所ではあるけれども、点在する茶畑はどこも決して大きくない規模です。その規模の特性を活用するかのように、畑ごとに、様々な品種が植えられています。いろいろな品種の味わいの違いを楽しませていただけることも、みとちゃ農園さんの特徴です。今までに分けていただいた品種の畑は全て丁寧に案内していただき、本当にありがたいことでした。中には、竹で覆われていた古い茶畑を開いて新たに品種茶を植えたところがあったり、古い在来や実生やぶきたの畑があったりしました。このように点在する茶畑を、ご夫妻で収穫したり、夏場の草ひき、特に刈っても刈っても出てくる笹の対策など、本当に並大抵のことではないと思いました。除草剤を撒けば草や笹は退治できるところを、人力でやってくださるおかげで、心身を任せることができるお茶を私達が楽しませていただけるのだと思うと、本当にかけがえないお茶だと感じました。
製茶工場も見せていただきました。小屋掛けしたコンパクトな作業場ですが、中に入ると。。。釜炒り機の他は、揉捻機や乾燥機など、どれも木造の年代物!!!博物館みたいで興奮しましたが、新規に茶農家として就農する際の、設備を揃えるご苦労がとても偲ばれました。
茶畑から帰って、お家でお茶をごちそうになりました。途中から、私が持参した碗でお茶の飲み比べもしました。大切な美味しいお茶を私に焙煎させていただいていることへの感謝を込めて、焙煎で何をしていてどんなお茶になっているのかを改めてご報告したいと思っていたので、その機会をいただきありがたかったです。栢下さんご夫妻は、とても真剣に飲み比べをしてくださり、お二人のお茶づくりへの熱量をひしひしと感じました。ご自身が作られたお茶を大切に思うからこそ、焙煎によって新しい可能性が生まれることを歓迎してくださって、本当に嬉しく思いました。
最後の方で伺った、栢下さんのお茶づくりを始めたきっかけのお話がとても印象に残りました。元々建築を学んだ方で、その中で造園にも関心が生まれ、その延長に里山の環境や暮らしへの関心が生まれたのだそうです。山添村の民家に移住し、点在する小規模な茶畑を一つ一つ丁寧に管理するのも、里山の環境を守り景観を作ることへの志が根底にあることを改めて知りました。「お茶」は、里山の環境の中で人が暮らすことから生まれ出るものだ、と改めて思い至りましたし、栢下さんご夫妻の「みとちゃ農園」から生まれるお茶を、しゃおしゃんとしてお客様にご紹介する気構えができたように思いました。
みとちゃ農園の栢下ご夫妻、本当にありがとうございました!これからもどうぞよろしくお願いいたします。

昨日、shop+spaceひめくり様にお茶を納品しました。奈良の健一自然農園さんの紅茶を2回焙煎した「ゆったり和紅茶」と、同じく奈良のみとちゃ農園さんの「釜炒り緑茶」を1回焙煎したものを、品種違いで3種(「やまとみどり」「やぶきた」「実生や...
08/04/2026

昨日、shop+spaceひめくり様にお茶を納品しました。奈良の健一自然農園さんの紅茶を2回焙煎した「ゆったり和紅茶」と、同じく奈良のみとちゃ農園さんの「釜炒り緑茶」を1回焙煎したものを、品種違いで3種(「やまとみどり」「やぶきた」「実生やぶきた」)です。みとちゃ農園さんの釜炒り緑茶は、前回「おくゆたか」を納品していますので、今なら4種そろい踏みです♬
やまとみどりは、とても甘い仕上がりに。やぶきたは、適度な渋み苦みがありバランスよく。実生やぶきたは、香りよく私の好きな甘みを感じています。おくゆたかも甘く仕上がっています。飲み比べも楽しいと思います。
パッケージが分かりにくそうだなと思ったので、おくゆたか以外は品種のところに色鉛筆で線を引きました。お手に取ってみてください。

2/22は、盛岡市の岩手県公会堂にて、茶葉烘焙の勉強会を行いました。(「焙煎」と言うとほうじ茶っぽいイメージになり、技法も全然違うので、台湾で使う言葉「烘焙ホンベイ」を使ってみました)主に烘焙前と烘焙後のお茶を飲み比べて、その違いを感じてい...
23/02/2026

2/22は、盛岡市の岩手県公会堂にて、茶葉烘焙の勉強会を行いました。(「焙煎」と言うとほうじ茶っぽいイメージになり、技法も全然違うので、台湾で使う言葉「烘焙ホンベイ」を使ってみました)

主に烘焙前と烘焙後のお茶を飲み比べて、その違いを感じていただき、私の行っている烘焙についてご理解いただく機会として開催を思いつきました。

開催告知の投稿をしたところ、すぐに多くの反響があり、烘焙に対する関心の高さに驚きました。募集の結果20名の参加申し込みがあり、急遽2回目を3月末に開催することとし、各回10名の受講者と一緒に学ぶことにしました。
昨日2/22は、首都圏、関東、宮城県からの参加者が岩手県内参加者を上回りました。参加者には、お茶やコーヒーのお仕事をなさっている方や身体に関わるお仕事の方、お茶を深く愛好する方がいらっしゃり、それぞれの関心領域からお茶の烘焙を見ていただけたようで、私自身とても面白く、学びとなりました。
昨日は、私が烘焙した4種類のお茶の、烘焙前と烘焙後を飲み比べました。お茶についての知識や経験量には参加者間で差があったと思いますが、目の前のお茶を飲み比べて、自分の身体感覚がどのように変化するかを感じとる、というのは、知識や経験量に関わらない一人一人の体験だったと思います。皆さんの様子を見ていると、その体験を十全に楽しんでいただいたようで、嬉しかったです。
烘焙によって、体感が変わると共に、香りや味も変わります。どんなお茶を好んで選び取るかは各人に委ねられていますが、体感の違いの世界に興味を持って楽しんでいただけたら、私はとても嬉しいです。また、烘焙によってどうして体感が変わるのか、どうして違う人・違う身体が同じようなことを感じるのか、合理的な説明ができないのがまた面白いところです。
ご参加の皆様、ありがとうございました。

【国友農園「りぐり山茶 長春花」しゃおしゃん焙煎版を、販売します】国友農園さんの「りぐり山茶」。お茶好きの皆様には、よく知られたお茶ではないでしょうか。りぐる、というのは土佐弁でこだわるという意味で、国友農園さんがこだわって心を込めて作った...
05/02/2026

【国友農園「りぐり山茶 長春花」しゃおしゃん焙煎版を、販売します】

国友農園さんの「りぐり山茶」。お茶好きの皆様には、よく知られたお茶ではないでしょうか。りぐる、というのは土佐弁でこだわるという意味で、国友農園さんがこだわって心を込めて作ったお茶を「りぐり山茶」と名付け、作り続けていらっしゃいました。

(「りぐり山茶」については、国友農園さんのウェブサイトに詳しくご紹介されていますので、是非ご覧ください。)

自然生えの山茶を、農薬や肥料を使わずに管理し、その生葉を丁寧に手で釜炒りしたお茶。摘採後の茶葉をそのまま釜炒りするか一晩萎凋するかなど、釜炒りのタイミングの違いや摘採場所の違いによって風味のバリエーションはありますが、どの「りぐり山茶」にも共通しているのは、類まれな味わいの清らかさと力強さです。

既にたくさんのファンがいらっしゃり高く評価されている「りぐり山茶」を、是非しゃおしゃんとして焙煎させていただきたい、というのは、純粋に、このようなよいお茶を焙煎したらどんなお茶ができるだろうか、という気持ちからでした。思い切ってご相談したところ、國友さんは焙煎を「お茶の新しい可能性を引き出すもの」だと捉えて快くお分けくださり、焙煎することができました。

先日、高知県いの町の茶園に伺い、お茶の木が育つ場所を実際に見て触って、お分けいただいたお茶への理解を深めてきました。道端の日陰のあちこちにお茶の木が生えている様子を見て、やはり高知の温暖で湿潤な気候がお茶に適していることをつくづくと感じました。また國友昭香さんが、土地に根差して生活されて、お茶だけでなく、道路改修や林業も手掛けたり、地域での役割を果たして暮らしていらっしゃるお姿にも感銘を受けました。

この度、しゃおしゃんから販売を始める「長春花」は、一晩の萎凋によって生まれた花のような香気を持つことから、地域で古くからあちこちの庭先や畑に植えられてきたバラ「長春花」にちなんで命名されたお茶です。

しゃおしゃんによる焙煎後のお茶は、清らかな香りを持ちつつ、まろやかな甘みがあり、余韻が長く口の中が潤い続けて、何煎も飲み続けたい心地がしています。

是非召し上がってみてください。

1袋15g入り 2,000円

ご注文はDMやメールなどでお願いいたします。

【茶葉烘焙の勉強会】 焙茶工房の仕事について、もう少しご紹介したいと思います。この文章では、「焙煎」という言葉からイメージされる焙じ茶的なお茶の加工と区別するために、台湾で使っていた「烘焙(ホンベイ)」という言葉を使うことにします。少々読み...
12/01/2026

【茶葉烘焙の勉強会】
 焙茶工房の仕事について、もう少しご紹介したいと思います。この文章では、「焙煎」という言葉からイメージされる焙じ茶的なお茶の加工と区別するために、台湾で使っていた「烘焙(ホンベイ)」という言葉を使うことにします。少々読みづらいかなと思いますが、ご容赦ください。
 焙茶工房の仕事は、珈琲の自家焙煎と比べると分かりにくさがあるかもしれません。焙煎前の珈琲豆を使って珈琲を淹れて飲む、というのは、あるのでしょうか?聞いたことがないし、あっても一般的ではないと思います。それに対して当店の烘焙前の茶は、既に商品として流通しているお茶がほとんどです。それは、それぞれの茶園様、茶農家様が、丹精を込めて仕上げたお茶で、たくさんのお客様に好評を得て受け入れられているお茶ばかりです。そのようなお茶に、当店の烘焙によって手を加えることで風味を改変してしまうことには、いつも申し訳ない気持ちになりますが、お分けくださっている茶園様は快く販売してくださり、本当にありがたく思っています。茶園様の中には、烘焙はお茶の可能性をひらくものだと捉えてくださる方もあり、そのことに励まされる思いです。
おっしゃるとおり、烘焙というのは、今あるお茶を、風味の点でも様々な品質の面でも改変し、新たなお茶を作り上げるものです。生きた茶葉を摘んでから急須で淹れるまでの過程の中で、萎凋や揉捻や殺青などを経て保存できる状態に乾燥するところまでは、茶葉を摘むところから一気呵成に行う作業で、茶園や茶農家が行うものですが、烘焙は、茶農家でなくとも、また、時間や距離の制約から自由な状態で「製茶」に大きく関わることができる仕事です。私が見聞きした台湾でも中国でも、烘焙は、いろいろな熱源や道具を使って、様々な目的のために行われていました。
しゃおしゃんの茶葉烘焙が何をやっているのか、は、烘焙前と烘焙後のお茶を飲み比べていただくことで、よくわかっていただけるのではないかと思います。そこで、2月22日(日)の午後1時半から3時頃まで、しゃおしゃんの茶葉烘焙を知る会を盛岡市または近郊で開きたいと思います。まだ会場は確定していません(確定し次第お知らせします)。参加費は3000円程度を予定しています。烘焙前と烘焙後のお茶を何組か試飲していただいたり、何を目的に烘焙しているかをお話しします。今回は、いつものお茶会のように、参加された方々にゆったりリラックスしていただけるように開く会とは違って、より深くお茶の烘焙を知りたいという方向けの学びの会とします。ご興味がある方は、どうぞお早目に前田までご連絡くださいませ。1/19(月)を一旦申込みの締め切りとします。よろしくお願いいたします。

(写真:イトウタカムネさん)

【「焙茶工房」について】当店の名前である「焙茶工房しゃおしゃん」の「焙茶工房」について、実はうまく説明できていなかったのではないかな、と、この頃思うことが多くありまして。大変今さらながらではありますが、説明させてください。焙茶工房は「ばいち...
12/01/2026

【「焙茶工房」について】
当店の名前である「焙茶工房しゃおしゃん」の「焙茶工房」について、実はうまく説明できていなかったのではないかな、と、この頃思うことが多くありまして。大変今さらながらではありますが、説明させてください。
焙茶工房は「ばいちゃこうぼう」と読んでいただいています。しかし、元々「焙茶」という漢字は日本では「ほうじちゃ」と読むのが一般的です。私が、店の名前を付けた2003年頃にはそれ以外の読み方はなかったので、「ばいちゃ」と読むのは私の造語だったかもしれないです。そして、その後も「焙茶工房」は日本には出来ていないようなので、当店一つだけなのかな、と思います。つまりは、このような業態が日本にはないということかな、とも思います。私が知らないだけかもしれませんが…。
(2014年に「焙茶研究所」様が開業されましたが、こちらは「ばいさ」と読むそうです。また、そのお店のサイトを拝見すると「焙茶」は「焙じ茶」のことだそうです。)
ところで2003年当時、私自身は「焙茶工房」という言葉を、何の違和感もなく自然に店名としました。なぜかと言えば、台湾や中国などで、烘焙(ホンベイ)して仕上げたお茶を販売する人たちを見て来て、自分も台湾で2002年からお茶の烘焙を学んできたので、お茶を烘焙する工房であることを店名にするのが自然だったからです。台湾で学んでいた当時、私の先生は自分の工房を「烘焙工作室」とか「烘茶工作室」と表現していました。残念ながら日本語には烘という漢字が一般的には使われていないので、焙茶、と言うのが一番自然な表現かな、と思ったのです。
しかし開業してから今に至るまで、「焙茶工房」はどんな業態なのか、を、名前だけでは表現しきれていないとも思ってきました。一番のハードルは、お茶を烘焙して仕上げて販売する、という業態が、日本では元々あまりない(私は当店の他には知らないです…)ので、説明するとすればとても長いことになってしまうことです。
私が学んで実施しているお茶の「烘焙」は、回転ドラム式焙煎機等を使って、茶葉の温度を200度前後まで上げて「ロースト」する焙煎とは違って、10キロ程度の茶葉を処理できる食品乾燥機的な機械の中で、熱風によって30時間以上かけて乾燥させるものです。焙じ茶やコーヒーで行われる「焙煎」とは、温度帯も時間の長さも方法も目的も、異なるものです。私もよく自分の仕事を「お茶の『焙煎』」と表現することがありますが、本当は「焙煎」とは別の言葉を作るべきなのかもしれません。
台湾では、お茶の小売店の中に「烘焙」「烘茶」を標ぼうするお店もたくさんありますし、特に標ぼうしなくても、小売店が私の持っている機械と同じようなものを備えていて、少し時間の経ってしまったお茶の再乾燥だったり、いわゆる輕火、中火・・・と同じ烏龍茶でも火入れの違いによって味や香りを変えた商品を作るということを、お店の中で行っていました。小売り店が、茶農家から仕入れたお茶を、烘焙によって自店の味わいにして販売することは、よく行われていましたし、そのお茶は、ブレンドによって一定の味わいを作り出すというよりは、いわゆるシングルオリジンの原料茶に自店独自の烘焙を行って品質向上を狙ったものが多いと感じていました。
私も、大きな意味ではそのような台湾や中国の茶葉の烘焙の流れの中で、私の学んだ烘焙の手法と目的に基づいて行っています(手法や目的については、拙著「The cup of…」に書きましたので、ご参照ください)。当店のお茶は、基本的にブレンドせず、茶農家さんが製茶したよいお茶を入荷した後、品種や製造時期の同じロットごとに、烘焙して仕上げています。「焙茶工房」という仕事の仕方が、日本でより一層のご理解をいただけるように、少しがんばりたいな、と思うこの頃です。
(写真:イトウタカムネさん)

先ほど年内最後の納品を終えました。昨日は盛岡市紺屋町のshop+spaceひめくりさんに、さきおとといには盛岡市のカワトクデパート一階ISAIPARKのカフェに、気仙茶2024年焙煎をお届けしました。他のお取り扱い店様を含め、しゃおしゃんの...
28/12/2025

先ほど年内最後の納品を終えました。

昨日は盛岡市紺屋町のshop+spaceひめくりさんに、さきおとといには盛岡市のカワトクデパート一階ISAIPARKのカフェに、気仙茶2024年焙煎をお届けしました。他のお取り扱い店様を含め、しゃおしゃんのお茶をご紹介いただいているお店の皆様に感謝します。お客様には、どうぞいろいろなお店でしゃおしゃんのお茶をお楽しみくださいませ。

焙茶工房しゃおしゃんは、今から1/3(土)まで営業をお休みさせていただきます(焙煎などの作業はやると思いますが…)。発送等は1/4(日)から順次対応させていただきます。ご了承くださいませ。

2025年中は、たくさんのお客様にお買い求めいただいたり、いろいろな機会をいただきました。本当にありがとうございました。2026年も、しゃおしゃんの仕事を発展させていきたいと思いますので、引き続きのご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。

昨日は盛岡市材木町のkasi-friendlyさんで、台湾の鄭惠中先生の工房が作る服の展示会「ヂェン先生の日常着展」の開催に合わせてお茶会を開催しました。主催するkasiさんが「あわいの茶會」というタイトルを用意してくださいました。服と茶の...
10/08/2025

昨日は盛岡市材木町のkasi-friendlyさんで、台湾の鄭惠中先生の工房が作る服の展示会「ヂェン先生の日常着展」の開催に合わせてお茶会を開催しました。

主催するkasiさんが「あわいの茶會」というタイトルを用意してくださいました。服と茶の「あわい」に開かれ、この二つの手仕事を感じる場となれば、という思いで付けられたタイトルです。

「あわい」という言葉は、合う、を語源とし、二つの物が交じり合うことやその空間のことだそう。さすれば私は、台湾でお茶の焙煎を学び、今はその方法で焙煎したりお茶を紹介する仕事をしている「台湾と岩手の『あわい』の存在」としてその場にいることができるのかもな、と思い至りました。また、鄭先生の服作りに至る経緯とその思いが書かれた記事を読み、私のお茶づくりへの思いに重なるものを感じてとても共感し、お茶を淹れながらそのこともご紹介したいと思いました。こうして、この場でしか生まれなかった茶会を行うことができました。

kasiさんの用意してくださった自然光だけのちょうどよい空間で、4人ずつお客様をお迎えしました。一つ目のお茶は、気仙緑茶2023年。私が焙煎したお茶です。台湾と岩手の交じり合うお茶を召し上がっていただきたく、ご用意しました。二つ目のお茶は、四季春烏龍茶2018年。台湾の宋先生が焙煎したお茶です。宋先生もまた、鄭先生の服の長年の愛用者であることもこの機会に知りました。余韻の長く続くこのお茶で、台湾のお茶の美味しさの一端をお伝えしたいと思って淹れました。お客様にはどちらも楽しんでいただき、嬉しかったです。

鄭先生は、台南の自由で開放的な空気の中で生まれ育ち、工専でテキスタイルを学んだ後、縫製工場に勤めたそうです。ちょうど台湾の縫製業の黄金時代であり、その工場は生産量を最大化するため三交代制24時間操業で、全工程が機械化されていました。鄭先生には、まるで人も生産ラインの中の部品のように感じられたそうです。工場での服づくりは、学校時代に共感した「服飾業とは生活の中の美の実践であり、文化の表現である」という理念とは、全く別でした。そんな中、鄭先生は台湾・成功大学建築学科で民俗工芸を研究している張木養教授と出会い、原住民の紡織や工芸品等の資料収集を共にするようになります。そして、原住民が布を織る時に織物の歌を歌い、楽しく作業をしている姿に出会います。それを見て「服を作るときにはこうでなければならない、これこそが私がやりたいことだ」と思ったそうです。そして、工場を辞め、人間が服を作る原点に立ち返るべく、天然素材を使い、着て心地よく自然な服を作るアトリエを立ち上げました。そこでは分業ではなく、紡ぎ、織り、染色、縫製まで全部(中国語で「一條龍」)を自分でやりました。30年ほど前のことです。

これを読んで、私も、お茶の木の葉を摘むところから製茶し焙煎しそれを淹れて目の前のお客様に召し上がっていただくまでの、最初から最後までを一人で関わりたいと思って、気仙のお茶づくりを始めたことを思い出しました。また、焙煎の宋先生が、初めて気仙でお茶摘みをした時に「楽しい気持ちでお茶を摘むと、美味しいお茶になりますよ」と言って、その後もずっとこの言葉を伝えていたことも思い出しました。鄭先生の服を身にまといながら、気仙のお茶づくりの思いを重ねてお茶を淹れました。

鄭先生の記事の中でもう一つ心に残ったのは、呼吸についてのお話でした。記事の中では、誰かに出会った時、中国語なら「你好!」、台湾語なら「ジャッパーボエ(吃飯沒・ご飯食べた)?」と声をかけますが、原住民の挨拶は直訳すると「呼吸していますか」なのだそうです。鄭先生の服は綿や麻といった、吸湿排汗性が最もよく、汗が流れる時は水分を吸収し、乾燥している時は水分を皮膚に戻すことができる、「呼吸できる布」を使います。そのような心地よい服を纏うことで、肌も呼吸ができるように私は思いました。

台湾には、政府が認定する原住民が16族います。「呼吸していますか」という挨拶をするのはその中のどの民族だろうかと調べてみたら、ブヌン族の言葉mihu misangが「呼吸しているか」という意味なのだそうです。自然環境の厳しい高地で、誰かに出会うのは一期一会の意味合いを持つからだろうか、と解説した文章もありましたが、改めて呼吸は生きることであり、この挨拶は相手の生を祝う言葉ではないかと思いました。

お茶を飲みながら「呼吸が深くなった」とか「今日ここに来るまで浅い呼吸をしていたことに気づいた」と言われることがあります。特別に意識を向けなくても自然とそうなっていくのが、しゃおしゃんのお茶会の面白いところだと思います。ただ、呼吸は鼻や口だけではなく、僅かとは言え皮膚もしていることに、鄭先生の言葉や実践から思い至りました。鄭先生の服を纏ってお茶を淹れる時間は、本当に心地よく、お客様と一緒に呼吸を深くし、生きていることを実感するような時間でした。

今回のお茶会も、参加する皆さんのお気持ちに支えられて、とてもよい場となりました。ご参加の皆さん、そして場を設けてくださったkasi-friendlyさん、それから今回の展示をしてくださったANANDASIAさん、ありがとうございました。

住所

Iwate-gun, Iwate

電話番号

019-693-1567

ウェブサイト

アラート

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