26/01/2020
今年はまだ降雪のない京都。 雪国の方にいうと怒られそうですが たまに振ってくれる雪をかぶった街並は 風情があります。 さて今回は猫寺(称念寺)をご紹介します。 当ゲストハウスより最も近い(徒歩30秒) にも関わらず今回初めての登場となります。 ⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎ 『称念寺』 浄土宗知恩院派の寺。 建立は江戸時代が始まって間もない1606(慶長11)年、 松平信吉公(徳川家康公の義兄弟)による。 寺紋はかの有名な三ツ葉葵。 徳川家康が征夷大将軍となった頃から 使用を制限し出したこの葵紋を使用しているのは 結構貴重なことかもしれませんね。 建立当初は現在の茨城県は土浦城主であった 松平信吉公の帰依を受け、 当時三百石の寺領を得て寺は栄えました。 しかし松平信吉公が没すると次第に松平家と疎遠となり、 いつしか三百石の寺領も途絶えてしまいます。 ⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎ こうして次第に寺観が衰えていった称念寺ですが、 ここで通称『猫寺』の由来が出てきます。 三代目住職の還誉上人は大変な猫好きで 当時可愛い猫を飼っていました。 日々は托鉢による喜捨に頼るものでしたが 和尚は猫を可愛がり決して手放さなかったそうです。 そうしたある日、いつものように托鉢を終え 疲れた身体で帰ってきた和尚は 信じられない光景を眼前にします。 絶世の美女が月明かりを浴びながら 優美に舞を舞っているではないですか。 そして本堂の障子には、 その月光により後姿が愛猫の影として 映し出されていました。 愛猫の化身と思った和尚は 『こんなに自分は苦労しているのに 呑気に踊っているとは何事だ!』と大変立腹し、 なんとそのあと愛猫を追い出してしまいます。。。 これを知った時 愛犬を飼っている私としては なんとも切ない気分にさせられました。 ⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎⚫︎⚪︎ 追い出してしまったものですから 再び現れることは考えにくいものです。 しかし数日後、またまた信じられないことが 起こります。 夜和尚が寝ていると、 なんと愛猫が枕元に立ち 「明日、寺を訪れる武士を丁重にもてなせば寺は再び隆盛する」 と告げたそうです。 そして翌朝、お告げ通りに松平家の武士が訪れます。 丁重にもてなしたのち、その武士が言うには 亡くなった姫がこの寺に葬ってくれるよう 遺言したとのこと。 以後松平家と復縁した寺は以前にも増して栄えたそうです。 ハッピーエンドと言っていいのかわかりませんが 私は愛猫がお世話になった恩を忘れずに こうしてお寺の復興を助けた心に胸打たれました。 [ 33 more words ]
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