26/04/2026
TAO vol.2に向けて
数々の有名ホテルや大企業の空間デザインを担ってきた
山本さん
本企画の作品構成に入る前に、
生い立ちから現在に至るまでの、思考や今を形づくる出来事をお互いに赤裸々に話し(笑)
共有しながら、今回のTAOを企画していきました。
「fabricscape」としてのお仕事も非常に興味深く、
1つ1つのお仕事の裏にある挑戦や
言葉にしづらい偶発性も含む空間の創作は、山本さんがただのカーテン屋さんではないことを表しているものの
「布と現象」としての活動は、
まさに山本さんがアーティストであることを強く感じさせてくれます。
今回、ume,yamazoeのために
制作をしてくださったTAOの 作品は、
「布」という極めて身近な存在を通して、
私たちがどのように世界を認識しているのかを、静かに問いかけてくるように思います。
重なり、透け、揺らぐその在り方は、
対象そのものというよりも、
それを受け取る側の視点や状態によって立ち上がる「現れ」に近いものかもしれません。
同じものを見ているはずなのに、同じには見えない。
そのわずかな差異の中に、
私たちが普段、無意識に手放している多くの感覚が潜んでいるように思います。
整えられた空間ではなく、
風や湿度、光の変化が絶えず入り込む
ume, という場において、
作品は環境と分かちがたく結びつきながら、
ひとつの固定された意味から離れていきます。
見ることと、感じること。
わかることと、わからないままにしておくこと。
そのあわいに身を置く時間が、
それぞれの中にある輪郭を、
わずかに揺らすきっかけとなれば幸いです。
この期間に、ぜひいつもと違う設え、表情の
ume,yamazoeにお越しください。
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TAO vol.2
― 宿での滞在を通じて、“鑑賞”から“体験”へ ―
作家 山本紀代彦
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期間 2026年6月21日(日)~7月21(火)
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プロデュース .yamazoe
企画ディレクション