25/08/2026
【チェンマイの赤土:素焼きのディン・パオ】
黒粘土に続き、今回は赤土をご紹介。
チェンマイといえば、四角い城壁に囲まれた旧市街。
その城壁に使われているのは、
「ディン・パオ(焼いた土)」と呼ばれる
酸化鉄を多く含む土からつくられる煉瓦で
独特の赤みを帯びた色を醸し出しています。
実はその産地は、
バーンロムサイやホシハナがあるハンドンだそう!
そして、ぜひ一度訪れていただきたいのが、
11月の満月の夜に行われる
ロイクラトン(イーペン祭り)の頃。
夜空を舞うコムロイが有名ですが、
家々や寺院には小さな素焼きの灯り皿が並び、
街のあちこちや川面に浮かぶクラトーンが街中を
やわらかな光に包みます。
低温でじっくり焼かれた素焼きの器は、
植木鉢や料理の器など、
タイ北部のランナー文化に根づく
暮らしの道具として、現在も身近に使われています。
バーンロムサイの入口にある
昔ながらの素焼きの水瓶もそのひとつ。
ランナー様式の「水小屋(ラーン・ナム)」とともに、
訪れる人を迎えています。
タイ語には、
思いやりや親切心を表す
「ナムチャイ(水の心)」という言葉があります。
旅人がいつでも喉を潤せるよう、
家の門の脇などに置かれてきた水の小屋には
旅人を思いやる昔からの心が息づいています。
そんなチェンマイの暮らしや文化に触れられるのも、
この季節ならでは。
今年のロイクラトンの時期、
ホシハナにはまだ少し空きがございます。
満月の夜、チェンマイの街が
やわらかな光に包まれる頃。
ゆっくりとこの土地の空気を感じに、
訪れてみませんか。